太ももにあたる部分、J1とJ7,J4とJ10を接着します。 インストラクションではG11とG14をそれぞれの間に挟むことになっていますが、これらは後からセットできますので、この段階では置いておきます。例によって#600→#800の順で接合線を消します。 組み上げたときに見えなくなる面(平らな方)は消す必要はありません。 接合線を消すときにモールドの一部が消えてしまうと思います。 出来ればエッチング・ソーなどでモールドを復活させましょう。
上下の翼を貼り合わせます。 パーツ同士が薄いので、接着剤のはみ出しに気をつけてください。 翼の様に薄いパーツの張り合わせについては、以前は流し込みタイプでは無く、普通の接着剤を使用した方が良いと記述していました。 が、流し込みタイプの接着剤を接合部(からはみ出さないよう)にきちんと塗ることが出来れば、結局は早く綺麗に仕上がります。 流し込みタイプで接着する場合は上下のパーツの一部をマスキングテープで仮止めし、接合部ににそっと接着剤の筆を当てます。 後は毛細管現象で勝手に接着剤が接合部に吸い込まれています。 着陸灯や翼端灯等の透明パーツはこの段階ではまだ、接着しません。 図の赤い部分の接合線を消し忘れやすいので注意してください。 また腕に自信のあるヒトは翼の基部をもっと飛行機らしい形に整形してもよいでしょう。 私は勿論、腕に自信が無いのでそのままです。
尾翼基部A21は図の赤い部分を削って若干幅を詰めます。 また厚さも厚すぎるのでオレンジ色の部分を幾分薄くします。 仮組を繰り返して現物合わせでやってください。 突き出しピンの処理も行います。 この段階で尾翼及び尾翼基部ユニットを組み上げる必要はありません。 塗装の段取りがあるため、実はこの段階では組み立てないほうが楽です。
まず、ベクターノズル(K11,K17,K18)の内側とアフターバーナーのタービン(G10,15)を焼鉄色で塗ります。 ベクターノズルは先に内側を塗ってから外側を塗るという段取りにしてください。 次にランディング・ギア(着陸脚)関係の細かい部品とランディング・ギア基部(G9,G16)を白で一度に塗ります。 着陸脚収納庫扉の裏側も白で塗るのを忘れないでください。 ランデング・ギア周りの部品は大変細かい部品が多いのでランナーについたままの状態で塗装します。 ランディング・ギア周りはエアブラシまたは缶スプレーで塗装します。 円柱やバスタブ状のパーツは筆で塗るのが大変難しいのです。 ベクターノズルの外側とA20,K5に黒鉄色をスプレーします。 金属色は筆塗り出来ないと考えてください。 勿論、やってやれないことは無いのですが、どうしても筆の流れが見えてしまうので、綺麗には仕上がりません。
ベクターノズルのマスキングをします。 ベクターノズルは稼動しますので、接続部を除いて写真の様にマスキングすると良いでしょう。 エンジンナセル本体のパーツG8に数字を入れているのは、G8,G4,G1,G5と似ている形のパーツが多いため、ランナーから切り出す前にパーツナンバーを書いたものです。 こーすることで、ストレス無く組みあがります。
ランディング・ギア基部と脚本体の組み立ては、まず右脚側はG8にQ1,G15そしてベクターノズルを組み込んで、G4を被せます。 左脚側はG5に部品を組み込んでからG1を被せます。 この組み立て手順でランディングギア基部は、きちんと脚内に収まります。 G8とG4、G1とG5を接着したら、接合線を消します。 この段階ではランデング・ギアの組み立ては行ないません。