Assemble
機体の組み立て
部品のクリーニングまで、終わりましたらとりあえず左写真の状態まで組みます。 カナードと主翼の接合部にパテを盛ってやります。 この程度の隙間でしたら、タミヤパテ等の普通のスチロール樹脂向けパテで行けます。
接合部のパテをサンディングして綺麗に仕上げた後、全体にサーフェーサーを吹きます。 私はVolks製の造形村サーフェーサー(メカ向け)を使用しました。
Paint phase-1
機体上面の塗装
早くも塗装フェーズ。 とは言え、このキットの場合はここからが本番です。
複雑な塗装パターンのmaveですが、基本はマスキングを重ねていくだけです。 面積の小さい色から大きい色へと塗装を重ねていくことで、マスクの面積を最小に出来ます。
まずは、インストの塗装図で"D"となっている機首と翼端のエリアに69グランプリホワイトを吹きます。 この色を塗る部分は塗装パターンがモールドされていますので、それをガイドにエアブラシで適当に吹けばOKです。
機体裏側TARPSの中央とブレードアンテナの先端部を塗り忘れないように気をつけてください。 塗装時は左写真の様に機体後方から真鍮線を差し込んで、それを持ち手として使用します。 塗装が乾くまでの間、この真鍮線を粘土等に刺して機体を立てた状態にしておきます。
左写真・・・あまり良い写真が無くて申し訳ないのですが、69グランプリホワイトで塗装した部分をマスキングしてやります。 翼端部はマスキングテープでマスクします。 このとき、機体の裏側の同色箇所もマスクすることを忘れないでください。
機首部は微妙なアールが必要ですので、まず、マスキングゾルで大まかにマスクします。 マスキングゾル乾燥後にマスキングテープでガイドになるラインを作ってやり、そのラインに沿ってデザインナイフで、マスキングゾルをカットします。
インストで"C"とされている場所に338ライトグレーを吹きます。 吹いた直後の写真を撮り忘れてしまったのですが、左写真はその"C"の部分にマスキングを施したところです。 ベンドラルフィン(14,16)も同色で塗装します。
右写真は、その上から"E"エリアを塗装したところです。
機首部ブリッジの機体裏側部分と尾翼にも"E"があるのを忘れないでください。 インストでは339エンジングレーを指定してありますが、機体の色目が暗くなりすぎる気がするので、私は317グレーFS36231を採用しました。
インストで"A"(333)と指定されている部分と"E"(317)と指定されている部分の境界線について、主翼にはガイドになるようなモールドがありません。・・・()内は私が当作例で採用した色番号。
そこで、原寸図から主翼の"A"エリアにあたる部分を切り出し、広めのマスキングテープに貼り付けます。 若干翼端方向に長いので2mm程度カットします。 このとき、左右で長さを揃えておいてください。(左写真)
出来上がったマスクを主翼に貼り付けます。 このとき、ハードポイントのモールド等をガイドに位置をきっちりと合わせます。(右写真)
主翼に貼り付けたマスクをガイドにして、その周りにマスキングテープを貼ります。 貼り終えたところで、主翼上の"A"(333)部分のマスクを剥がします。 左写真の状態になっているはずです。 また、尾翼も主翼と同様の処理を施します。
[C]
右写真は機体の裏側のマスキングの状態です。 尚、機種部のブリッジ周りのマスクパターンはインストの説明は完全に間違っています。 ブリッジのマスキングのUP写真
[C]を参考にしてください。
最後に最も広い"A"(333)エリアを塗ります。 インストでは333エクストラダークシーグレーに少量の33つや消しブラックを混ぜる指定になっていますが、これも色味が暗くなることを嫌って333のまま塗りました。 Aエリアは機体裏側中央部分にもありますので、塗り忘れないようにしてください。 また、ハードポイントパーツ(8,9,10,11,12)も同時に同色で塗っておきます。
これで、機体の上面側については概ね塗装完了です。 とは、言え、左の写真を見ると、本当にあの格好良いメイヴの塗り分けパターンが出来ているのか、激しく不安になること思います。 でも、大丈夫。
出来てます。 マスキングを剥がしてみたい衝動をグッと抑えて、次は機体の裏側を塗装します。