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How to build a Fei-Yen with VH

Make a left hand

advanced
HASEGAWA Fei-Yen left hand このキットにおいて最も悩ましい部分が、左手が武器を握った状態のものしか無いことです。 いつもいろいろなパターンの手を付属してくれるハセガワのロボットキットとしては、意外でもあり、またプレイバリューの観点から少々残念な点でもあります。 とりあえず簡単な方法として、他のキットから適当な手を持って来たいところですが、小ぶりなFei-Yenの手にあうキットはなかなか無いようです。 とは言え、1から作るのも難しいので、ここは金の力で解決します。

インストに付属している部品請求カードを使用し、C部品とL部品をハセガワのサービスから購入します。 部品の在庫状況にもよりますが、3日〜1週間程度で届くと思います。

さて、届いたパーツからまず、L2部品を使います。 レイピアの柄の部分を丁寧に削除します。 親指を一旦切り取ってからの方が上手くいくと思います。 これで軽く握った状態の左手が出来ました。

HASEGAWA Fei-Yen left hand 右の平手であるD2パーツを用いて、左の平手を作ります。 全ての指を根元から切り離します。 次に掌(手のひら)のパーツの形を左手に作り変えます。 具体的には元の人差し指の根元を削って小指の根元にします。 元の小指から中指の根元にパテを盛って人差し指から中指の根元にします。 切り離した親指の根元の盛り上がりを削除し、裏返してパテを盛り、形を整え親指の根元にします。 人差し指〜小指にかけて全てφ0.5mm程度の穴を開け掌と真鍮線で接続していきます。 このとき指の角度に適当に変化をつけて表情を出します。 この説明では何を言っているのか良く判らないと思いますが、要するにバラバラにして、反対に付け直すワケです。 やってみれば、すぐ判ります。

HASEGAWA Fei-Yen left hand オマケです。
せっかくC1の握り拳があるので、これを指差ししている手に改造します。
人差し指を削除して、プラ版でそれっぽく作った人差し指を植えてやるだけです。 

Finish Work

BASIC
さて、いよいよ仕上げ作業です。 完成は目前。 もう一頑張りです。

HASEGAWA Fei-Yen parts 脚部以外、殆どがデカールで覆われているFei-Yenですので、トップコート処理が必須です。

トップコートはクレオスの水性トップコートを吹くのが簡単ですが、今回はより強い塗膜が欲しいのでクリア塗料を上から吹くことにしました。 今回はガイアカラーのクリアを使用しました。 非常に硬くて透明度の高い塗膜が出来るので、大変お勧めです。

HASEGAWA Fei-Yen parts 左写真は塗装の項で説明するべきでしたが、良い写真が無かったので、ココで。 ツインテール部等、裏表があり、かつ持ち手を付けるスペースが充分に無いパーツは、思い切ってパーツの目立たない位置に穴を開け真鍮線で持ち手と接続します。 このとき、瞬間接着剤の点付けできっちり固定します。 エアブラシの風圧でパーツが回転するのを防ぐためです。

通常のパーツの保持は竹串とMr.ペタリ[C]を使用しています。 Mr.ペタリはパーツの保持のみならずマスキングにも使える為、数年前から私の模型製作には無くてはならないサプライです。 私は東急ハンズの素材売り場で購入していますが、通販でも購入可能なようです。 お勧めです。

クリア塗料によるトップコートを行う際は、砂吹き→乾燥→本吹き→場合によっては研ぎ出し・・・という手順で行います。 砂吹きとはデカールの上に一旦荒く塗膜を作ってデカールが塗料のシンナー分で侵されるのを防ぐ処理です。 塗料は通常の濃度と圧力で吹きますが、パーツとの距離を通常の2倍程度とってください。 全体が艶消しがかかったような状態にします。 砂吹き後十分に時間にを置いて乾燥させます。 そして今度は本吹きをします。 クリアカラーの濃度はリターダーを用いて調整しますが、若干薄いと感じる程度で良いと思います。 塗る→乾燥を数回繰り返して、厚めの塗膜を作ってください。 最終的には普通に触ってもデカールが剥がれる心配が無いくらいまでにします。

HASEGAWA Fei-Yen parts HASEGAWA Fei-Yen parts HASEGAWA Fei-Yen shoes
組み立て前に塗り忘れのチェックをしておきます。 とは言え、Fei-Yenでは塗り忘れしやすそうな場所はそれ程多くはありません。
左写真。 上腕、肘の付け根の部分のグレー。
中央写真。 頭部B9パーツの下側の面を黒で塗ること。 仰ぎで見たときここに色が載ってないと目立ちます。 B5パーツのインテーク状の部分にオレンジイエローを塗ります。
右写真。 靴のバックル部。 ここはモールドがあってしかるべきだと思うのですが、無いので筆で描きました。 

組み立てフェーズに入ります。 特に注意を要するような場所も無いと思いますが、少々組み立て難いところに関するTipsを。

HASEGAWA Fei-Yen parts スカート後ろのリボン部ですが、ポリパーツでの保持となっていますが、どうもパーツのサイズのせいか保持力が不足気味です。 A12,A13,A15,A16のボールジョイント部に木工用ボンドまたはマスキング・ゾルを塗ってやるとポロポロ外れることも無いと思います。

HASEGAWA Fei-Yen parts ツインテールの取り付けです。 写真の様にB4(B3)を頭部パーツに対して斜めになる様に浅めにはめておいてから、L4-L5のボール部をセットし、ヘッドドレスA17と挟むような雰囲気でB4(B3)を正規の位置まできっちりはめこみます。

HASEGAWA Fei-Yen parts 完成させたそれぞれのユニットを組み合わせていよいよ完成です。
長い道のり、ご苦労様でした。



HASEGAWA Fei-Yen COMPLETE
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